空き家の片付け|始めるタイミングと気をつけること
空き家とは
空き家は一般的には「1年以上誰も住んでいない、または使われていない家」を意味します。人の出入りの他に、電気、ガス、水道の使用状況、物件の管理状況、所有者の利用実績などが判断基準として挙げられます。両親が入院や施設入所等の理由で誰も住んでいない家や、相続したものの遠方のため管理が行き届いていない家は空き家となる可能性があります。
空き家の片付けを考えるタイミング
空き家の片付けや実家じまいを考えるタイミングとしては以下のような時が挙げられます。
・親が高齢になった時
・自分自身の生活環境が変わった時
・実家の維持が難しくなった時
・相続のタイミング
親が高齢になった時
親が高齢になり、健康面や生活環境が整わなくなった場合、実家じまいを考えるきっかけとなります。例えば入院や施設入所などで実家に住む人が誰もいなくなるなど、空き家になってしまうような時は、実家を今後どうしていくかを考えるきっかけになります。
自分自身の生活環境が変わった時
自分自身が結婚して家を持つ場合や、転職などで住む場所が変わった場合にも実家じまいを考えるきっかけとなります。
実家の維持が難しくなった時
実家の維持や修繕が難しくなり、経済的な負担が大きくなった時も実家じまいを考えるきっかけとなります。空き家となってしまった実家は物置代わりになることも多く、劣化が進むと近隣住民に影響が出る場合もあるため、早めの判断が必要になる場合もあります。
相続のタイミング
生前整理や両親が亡くなったなどで相続の話になった時にも実家じまいを考えるきっかけとなります。
今後誰が実家を引き継ぐのか、売却するのかなど、関係者で話し合い、あきらかにする必要があります。
空き家の片付けで気をつけること
空き家を片付ける際に気をつけるポイントは以下のような内容になります。
・所有権と関係者の確認
・貴重品、重要書類の確認
・仕分けと処分方法の把握
・危険物、汚れ、害虫
・空き家そのものの管理
所有権と関係者の確認
相続未登記のままになっていることも多く、片付け前にトラブルになる可能性があるため、名義人を確認しておく必要があります。また、思わぬトラブルにつながる場合があるため、他の相続人や関係者に同意をとってから作業を始めましょう。
貴重品、重要書類の確認
元々住んでいた人の通帳や印鑑、保険証券、不動産関連書類、遺言書などが残されている場合があるため、1つ1つ確認しながら進めるとよいでしょう。貴重品など何が大切なものかわからないものは捨てる前に中身を一度確認しましょう。
仕分けと処分方法の把握
家電や家具、衣類、紙類など、ものが多く残っている場合は全て分別が必要になります。地域ごとに粗大ゴミの出し方や回収日、リサイクルルールが異なるため、あらかじめ確認しておくとスムーズでしょう。
危険物、汚れ、害虫
放置期間が長い空き家はカビや害虫、害獣がいる場合もあります。また、古い空き家にはアスベストなどが含まれる場合もあるため、状況によっては防護マスクや手袋、長袖で作業し、無理な場合は専門業者に相談するのも良いでしょう。
空き家そのものの管理
片付けた後の空き家の管理方法についても検討しておく必要があります。解体するのか、建物ごと売却するのか、賃貸にするのかなど、活用方法はさまざまですが、管理されていない空き家は行政から指導がある場合もあるため、空き家をどうしていくか明確にしておきましょう。
まとめ
こぶつ屋は少量から一軒単位でのお片付けを承っております。片付けだけではなく、きちんと仕分けを行うことで様々なものを買取、作業金額から差し引くことも可能です。また、ピタットハウス加盟店として、空き家の活用など、解体工事や不動産関連についても安心してお任せいただけます。家の片付けから土地活用まで一貫して対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。